WordPress を使用するサーバーを選定するのに、GTmetrix と PageSpeed Insights で性能を計測したのでそのメモ。
今回の記事は、前回までに計測した、お名前.com の SD-11、WPCloud、XSERVER の WPXクラウド、WPXレンタルサーバーのまとめ編です。
測定結果まとめ
計測条件
WordPress:4.1.1、プラグインは全て無効
WordPressテーマ①:Stinger5 ver20141227
WordPressテーマ②:Simplicity 1.6.0
計測対象:WordPressをインストールした素の状態のトップページ
キャッシュ | mod_pagespeed | |
SD-11 | (設定なし) | (設定なし) |
GMO WPCloud | 有効 | (設定なし) |
WPXクラウド | (設定なし) | 有効 |
WPXレンタルサーバー | 有効 | 有効 |
課金
月額固定 | 従量 | ドメイン | |
SD-11 | 980円 | なし | |
GMO WPCloud | 900円 | 100円/1,000訪問 | |
WPXクラウド | 500円 | なし | 1ドメインのみ |
WPXレンタルサーバー | 1,000円 | なし |
計測結果
Stinger5
GTmetrix | PageSpeed Insights | |||||
PageSpeed | YSlow | time | 最初の レスポンス |
モバイル | パソコン | |
SD-11 | 83% B | 73% C | 2.64s | 589ms | 65 | 81 |
GMO WPCloud | 87% B | 78% C | 3.42s | 220ms | 66 | 87 |
WPXクラウド | 83% B | 73% C | 2.50s | 416ms | 66 | 82 |
WPXレンタルサーバー | 86% B | 77% C | 2.87s | 483ms | 69 | 87 |
Simplicity
GTmetrix | PageSpeed Insights | |||||
PageSpeed | YSlow | time | 最初の レスポンス |
モバイル | パソコン | |
SD-11 | 48% F | 75% C | 1.47s | 680ms | 61 | 74 |
GMO WPCloud | 87% B | 78% C | 1.60s | 222ms | 74 | 88 |
WPXクラウド | 59% E | 81% B | 2.35s | 323ms | 62 | 77 |
WPXレンタルサーバー | 60% D | 81% B | 2.15s | 336ms | 66 | 80 |
感想
最初のレスポンスに注目するとサーバーごとに違いが見えてきました。
SD-11もなかなか検討している印象です。
WPXクラウド・レンタルサーバーは独自の高速化システムを謳っているだけあって、結構高速に処理しています。
それ以上に、GMO WPCloud は超高速フラッシュストレージを謳っているだけあって、高速に処理しており他のサーバと較べてもかなり良いレスポンスとなっています。
正直サーバーの性能差異をナメてました。
ネットワークの通信時間を遅延を考えると、サーバー性能はそれほど大きな影響は無いと思っていたのですが、結果を見ると GTmetrix の PageSpeed の評価はサーバーの性能に比例するかのように大きく違っていました。SD-11がF評価なのにWPCloudはB評価ですからね。
この点を認識できたのは、計測してみて良かったと思っています。
性能だけを見ると、GMO WPCloud を借りたい衝動に駆られます。
が、月額基本料だけを見ると他と価格の差異はあまり無いのですが、アクセス量による従量課金があるため、仮に記事を見てくれる方が増えれば増えるほど、お財布の中身が減ることに。。。
で、結局、何借りるの?
GMO WPCloud は従量課金が怖いので、選択肢から外しました。(従量課金がなければ、基本料が倍になってもこれに決定したと思います。)
SD-11 はWordPressの管理画面の操作がモッサリしていて、今回のテスト実施程度の操作でもストレスを感じたので、落第。
あと、WordPressとは無関係ですが、現状メール運用のためにSD-11を借りていました。
WPXクラウドではメールサーバ機能は付いていません。
SD-11 + WPXクラウド とするより、WPXレンタルサーバー 一本に纏めた方が、合計の支払額が抑えられるので、WPXレンタルサーバーにしました。
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