WPXレンタルサーバーの サーバーキャッシュ と mod_pagespeed の効果を測定してみた。 ありあり編

レンタルサーバー

WPXレンタルサーバーの サーバーキャッシュ と mod_pagespeed の効果を測定してみました。
備忘録として記録しておきます。

なしなし編はこちら
https://miscblog.estable.jp/post-115/

ありあり編

測定環境

測定URL:https://miscblog.estable.jp/
WordPressテーマ:Simplicity
導入済みプラグイン:
・Akismet
・All In One SEO Pack
・BackWPup
・Better Delete Revision
・Broken Link Checker
・Crayon Syntax Highlighter
・Jetpack by WordPress.com
・PS Auto Sitemap
・TinyMCE Advanced
・TinyMCE Clear
・WP Hyper Response
・WP Multibyte Patch
サーバー管理パネル設定:
・サーバーキャッシュ:有効
・mod_pagespeed:有効

測定結果サマリ

WPXレンタルサーバーで、サーバーキャッシュ:有効、mod_pagespeed:有効にした状態で評価や速度を計測しました。
なしなし編のスコアと合わせて掲載しています。

mod_pagespeedを有効にすると、ブラウザやサーバーコンテンツの内容によっては、Webサイトの表示が崩れる場合が稀にあるらしいのですが、私のサイトではそのような現象は確認できませんでした。

サーバ設定を変更しただけですが、PageSpeed:74%→90%で16%良化、YSlow:71%→72%で1%良化、requests:55→48で7良化、最初のレスポンス:842ms→602msで240ms良化、モバイル:55→62で7良化、パソコン:65→80で15良化しました。

正直、サーバー設定だけで、これだけの良化が見られるとは思いませんでした。
特に、PageSpeedやモバイル、パソコンの項目の良化はGoogleの検索結果に影響を与える可能性があるので、素直に嬉しいです。

月額1,000円でこれだけの性能を出してくれるのなら、コスパは高いんじゃないでしょうか。
これらは、理由がない限り導入すべきと思いました。

GTmetrix

項目 スコア
なしなし
スコア
ありあり
向上値
PageSpeed 74% C 90% A 16
YSlow 71% C 72% C 1
Page load time 3.97s 3.88s 0.09s
requests 55 48 7
最初のレスポンス 842ms 602ms 240ms

PageSpeed Insights

項目 スコア
なしなし
スコア
ありあり
向上値
モバイル 55 62 7
パソコン 65 80 15

測定結果詳細

ありあり-GTmetrix-PageSpeed
ありあり-GTmetrix-YSlow
ありあり-GTmetrix-Timeline
ありあり-PageSpeed-モバイル
ありあり-PageSpeed-パソコン

コメント

  1. より:

    はじめまして。大変面白いサイトで気づけば様々な記事を見入ってしまいました。
    もしよろしければ一つ教えてください。WPXを使っている状態で、WP Hyper Responseプラグインは
    効果があるのでしょうか?自分なりにここ数日色々とテストしているのですが、時間たいをバラバラにしてしまっているせいかプラグインを有効してる際にも無効にしている際にもほとんど変わりはないように見受けられました。
    検証状況もバラバラな成果かプラグインを使う程の効果が見込めるのかちょっと気になってコメントしてみました。

  2. Estable より:

    コメントありがとうございます。
    私はWP Hyper Responseプラグインは、サイトの高速化目的ではなく、管理画面の高速化目的で導入しています。で、管理画面においては、計測はしていませんが「気持ち」早く表示されている気がします。

    作者のサイト?「http://stocker.jp/diary/wp-hyper-response/」には
    ・サーバ側で mod_gzip がオンになっている場合
    ・サーバ側でバッファリング手法が指定されている場合
    ・キャッシュプラグインがオンになっていて、かつ該当ページが既にキャッシュされていた場合
    には、高速化されない場合があると書かれています。

    原理的にも、キャッシュやバッファリングされる場合には高速化されません。
    ですので、wpXを使用しているのであれば、通常はキャッシュ設定やmod_pagespeed、新しく使用可能になったmod_deflateを使用していると思いますので、記事ページや固定ページの高速化は望めないのではないか?と思います。

    機会があれば、計測して記事にしてみますね。

  3. Estable より:

    早速計測してみました。
    https://miscblog.estable.jp/post-351/
    に掲載しましたので、参考にしてみてください。

  4. より:

    返信ありがとうございます。なるほど管理画面の高速化が目的だったのですね。
    mod_deflateは CSS が圧縮されないという記事がありましたので、まだ試していませんでした。
    実際に自分で試してみようと思います。様々な検証記事があり、大変参考になりました。
    ありがとうございます。